英語でもMottainaiという、日本独自のことば。
その「もったいない」モノを大切にする行為自体をアート作品にしました。
私たちは、毎日、約1キログラムというかなりの量のゴミを捨てています。
70%は家庭から出るゴミです。
今すぐ0にすることは現実的ではない、と思いますが
意識を向けること、ゴミのない世界を想像することはできると想っています。
ワークショップと、作品の制作を
ギフト(贈り物・スキルの交換)もしくは、ドネーション(お氣持ち)にて承ります。
元々は、作品を制作するのに、高い画材を購入しなければならないことに疑問を持ちました。
「私はただ、描きたい、創りたい、だけなのに」
そこで、母から譲ってもらったパステル、使わなくなった絵具、端切れなどを使い、極力
購入しない形で作品制作を行っていました。
そして、中学校の社会の授業で聞いた食料自給率の問題に端を発し、エコロジーに関心を
持ち始めました。
はたちの頃には、半分くらいは自給自足をして、自分や家族や親しい友人が生きて生ける
程度の作物を作れるようになりたい、と志したのでした。
2014年にフリーランスのアーティストとして独立し 自分の表現とエコを共存できないか?
ということが、私の関心事となりました。
なぜなら「自然」と「創造」は相反することだからです。
そこで、生まれたのがMottainai Artです。
日常使用して、捨ててしまう予定のものを形に。
ゴミを可愛く、リサイクル(=アップサイクル)することによって生まれる、世界で唯一の作品。
捨てられる予定だったものが、創造の力で生まれ変わり、また日常使えるものになる。
このアクションに、私は作家としての可能性を見出しました。
最近は、古布を使った作品を多く制作しています。
繊維の自給率はご存じでしょうか? 繊維製品だと90年代初めに50%あった国産比率は現在
3%まで低下したそうです。
原料の世界で行くと、絹の自給率は昭和35年まで自給率100%だったのに、現在は0.5%。
綿や羊毛に至っては、0%です。
少し前の時代までは布は貴重品で、農閑期に手仕事でお繕いしながら、大事に使っていたの
ですが・・・
ダイナミックな経済の流れを、一氣呵成に変えることは難しいと思います。
しかし、何かに氣付き、アクションすることはできます。
Mottainai Artから、何かを感じ、何か一つでもアクションしていただければ、幸いです。
ツギハギしおり
リアルエコ・バッグ
ハギレ充電器入れ
ファスナーは以前にわたしのポーチだったもの。
牛乳パック+チラシの小箱